☑実習がうまくできるか不安…
歯科衛生士になるためには学校での勉強はもちろんですが歯科医院などでの実習を受け、知識や技術を身につける必要があります。
そこで、実習や勉強の予習復習に役立つのが歯科助手のアルバイトです。
実習が始まるまでに現場の雰囲気を知ったり少しでも業務に慣れておくことができるため、アルバイト先として選ぶ歯科衛生士学生も多いようです。
ここでは歯科助手のアルバイトを選ぶメリットや、実際の仕事内容などをご紹介していきます。
歯科衛生士学生が歯科助手のアルバイトをするメリット・デメリット
メリット
- 仕事で使う器具や材料などが、予習や復習になる。
- スタッフとのコミュニケーションの取り方の参考にもなる。
- 患者さんへの対応力も身につくから就職してから経験が役立つ。
- 卒業後、歯科衛生士として就職できる場合もある。
歯科助手として働いていると、器具や材料などの知識を覚えておかなければいけないため、学校でまだ勉強していないものについても先に覚えておくことができます。
また、教科書やプリントで覚えるのではなかなか覚えられない…なんてこともあると思いますが実際に仕事で見たり使ったりすることで文字で見るよりも覚えやすくなります。
そして、実習中の悩みでよくあるのが...
「メモをとるタイミングがわからない」
「質問の仕方がわからない」
という悩みです。
こちらも、アルバイトをしていくなかで「今は質問してもいいタイミングかな?」という感覚が掴めてきます。
歯科助手のアルバイトで学べるのは、歯科の知識だけではありません。
仕事をするなかで患者さんへの対応力やコミュニケーションの取り方を身につけることができます。
コミュニケーション能力は、学校の試験や国家試験では問われないかもしれませんが歯科衛生士として働き始めてから必要なスキルです。
なお、歯科医院によっては卒業後に歯科衛生士として採用してくれるところもあります。
新卒採用がなくても、実習先とアルバイト先の環境や条件を比べることができますし、複数の歯科医院を経験することで、自分にあった職場を見極める材料が増えます。
デメリット
学校のスケジュールに理解がある歯科医院を選ばないと、両立がつらくなる。
歯科助手のアルバイトをするうえで気をつけないといけないのが学業との両立です。
歯科衛生士学生は、3~4年生になると学校での授業に加えて実習や定期テスト、国試のための模試等...忙しくなっていきます。
学校のスケジュールによって、約束通りシフトを入れることが出来ない時もあると思います。
「週◯日シフトに入れると言っていたからシフトを減らせない」
「実習で忙しくても、この日は絶対出勤してほしい」
歯科助手の仕事内容と必要なスキル
歯科助手のアルバイトをするメリットとデメリットをお伝えしましたが、具体的にはどんな業務があるのか詳しくみていきましょう。
歯科助手の主な仕事内容
- 受付、患者さん対応(場所によって電話応対あり)
- 治療の準備、補助
- 器具の洗浄、滅菌処理
- 院内の清掃
歯科助手の仕事の範囲はとても幅広いですが、アルバイトで身につけておけば実習でも臨機応変に動くことができます。
歯科助手に必要なスキル
- コミュニケーション能力
- 周りを良く見て行動する力
患者さん対応では、患者さんの気持ちに寄り添ったり、治療を受けやすい雰囲気を作ることが大切です。
歯科助手は受付や案内など、患者さんと接する時間が多いため相手にあわせたコミュニケーションができると、それだけで治療の手助けになることができます!
ここで培ったコミュニケーション能力は歯科衛生士になってからも、担当する患者さんから状況をヒアリングしたり、アドバイスを伝える際に役立ちます。
また、治療の準備では先を読んで行動することが重要になります。
実習でも周りを見ながら、進んで動くことが求められますが経験がないとどうしていいかわからず、出来なかったことに落ち込んでしまうこともあります。
もちろん、歯科医院によってやり方が違うことはありますが歯科助手として経験があれば、今自分が何をするべきかイメージできるため実習でも積極的に行動し学ぶことができます。
歯科助手のアルバイトをしていた学生の声
実際に歯科衛生士学生が歯科助手のアルバイトをしていて良かったと感じた点をご紹介します。
患者さんの治療を目の前で見ることができるので、今どんな処置をされていて、何が必要なのかを見て覚えることができた。
治療の準備や補助の実践ができるから勉強になる。実践したことに近い問題は、治療の流れがわかっているから解きやすくなった。
勉強でわからないことがあれば、アルバイト先の歯科衛生士や先生に直接聞いて教わることができる。
学校で習ったことを仕事をしながら確認できるから、イメージできて覚えやすい。流れで身につくから付随する作業も覚えられる。
実際に治療に携わることで、流れや目的がイメージしやすくなるため、理解度が高まるようです。
自分で復習しようと思っても実際にアシストをしている想像をしながらになったり、できることに限界がありますよね。
しかし、実際に働いてみることで気づけることや見えてくることも沢山あります。