31歳の女性。上顎左側歯肉の腫瘤を主訴として来院した。2か月前に自覚し、その後少しずつ増大してきたという。自発痛や圧痛は認められない。現在妊娠5か月であるという。初診時の口腔内写真を示す。

この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。
a 細菌感染により生じる。
b 内部に骨組織がみられる。
c 分娩後消失することがある。
d エストロゲンの分泌増加が誘因となる。
第33回歯科衛生士国家試験
午後問題 50
解答・解説
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解答・解説
【解答】
c、d
【解説】
×a 妊娠性エプーリスは歯肉に限局した腫瘤である。
×b 妊娠性エプーリスの内部に骨組織はみられない。
〇c、〇d 妊娠性エプーリスはエストロゲンの分泌増加が誘因となるため、分娩後に自然と消失する。

