摂食嚥下障害に対する間接訓練について説明している時の写真を別に示す。
この訓練により機能の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。

a : 口唇閉鎖
b : 舌骨挙上
c : 軟口蓋挙上
d : 食道入口部開大
第32回歯科衛生士国家試験より
午前問題 108
解答
解答はこちらをクリック
解答
b , d
解答の解説
解説はこちらをクリック
解説
✕ a
口唇閉鎖は口唇訓練により改善が期待できる。
〇 b
〇 d
写真ではシャキア法を行っている。シャキア法は頸部にある喉頭挙上にかかわる筋を対象とした筋機能訓練で、舌骨挙上にかかわる筋(舌骨上筋)の機能が改善されると喉頭挙上にかかわる筋(甲状舌骨筋)の機能も改善するため、食道入口部開大の改善も期待できる。
✕ c
軟口蓋挙上は軟口蓋挙上装置を併用したブローイングにより改善が期待できる。